FX 自動売買の組立 ①自動売買の発想 統計編
どんなブログにするか悩んだ
実は、他にもブログを書いており、そこでは自動売買の成績表を公開したり
手法のうんちく、スキャルの成績公開、たま~に統計解析等を書いているので
同じ内容は避けたい。
そこで思い付いたのが、自動売買作成時の発想~運用までを記録する。
※設計プロセスの流れ
1、自動売買を行いたいロジックの策定
2、ルールをソフトで検証可能な形に書き換える。
3、仮検証
4、強因子の抽出
5、最適化
6、ウォークフォワード分析
7、リアルトレードによる確認作業
8、リアルとヒストリカルパフォーマンスの比較分析
9、レバレッジの設定(自動売買開始)
本日は、
1の自動売買を行いたいロジックの策定について
(基本 統計分析編)
ここで重要なのは、統計的有意なロジックを見つけるわけだが、
統計的とは何か?
よく言われるのは 1トレードあたりの期待値を求めて
それがプラスであれば良いとされているが
それは 単なる四則演算を使って求めているだけであって
統計的とは、ある特性値(損益、PF、DD等)が
偶然的な数字なのか そうでないのか
(そうでない→特性値に影響を与える因子が存在する)
を見極めるために行う計算や考察である。
これを理解していないと、オーバーフィッティングを繰り返す
最適化を行うはめとなる。
また、統計的手法(色んな形の分布が基本)を理解すると
シンプルな手法の重要性が理解できます。(結局効果のある因子は
せいぜい3個までです パレート75%理論による)
しかし、トレードにはこの統計処理がむずかしいです。
一般に物作り(製造、研究等)で使用される 品質工学では機械、治具等を使い
一定のばらつき、パターンを数値化していくので非常に安定した中で行います
それに反し 結局トレードは人と人との心理戦が多数を占めるので、
ファジーな部分が多く、
正規分布の検定や中心極限定理、大数の法則等の考え方はあまりマッチしないです(と考えてます。)
それでも、大きな枠の中で誤差を検出する事はある程度可能となります。
(主に重回帰分析を使いながら 2次元配置法、因子分析等を使用します)
ただ、統計分析は計算出来るだけではだめで、データーの分類と抽出能力が
非常に大事になります。これは、やはり現場で実践的に使用した人間でないと
むずかしい様な気がします。
話がずいぶんそれましたが、次回に続きます。